晴れ。
ダウ指数は650ポイント近く下落した。ムニューシン財務長官の要請にも関わらずだ。
米国株の同様が月曜日も止まらない。2008年の金融危機以来の下落相場の中で、投資家は利上げや成長率の鈍化、政府閉鎖を悪材料視した。
月曜日の下落幅は2・9%となった。ムニューシン財務長官は6つの大手金融機関トップと融資能力を十分保つよう、要請したが、焼け石に水だった。
しかし、ムニューシン長官の努力はむしろ投資家に逆の影響を及ぼしたとアナリストはいう。民間部門への介入がまったく通常時のときなら、見過ごしたかもしれないという。しかし、ペーパーを配り、政府が非常に心配していることを示してしまったという。
市場の不安心理を掻き立てたのは、金融政策に怒りを抱いているトランプ大統領がパウウェル議長の更迭を考えているというニュースだ。ホワイトハウス高官は、大統領にはそうした権限はないということを述べて、市場を鎮静化させようとしている。しかし、トランプ大統領は自身の考えをツイッターに投稿し、Fedを力任せのゴルファーにたとえて、経済にとって唯一の問題だ、と述べた。
https://www.wsj.com/articles/global-stocks-slip-amid-treasury-department-comments-11545642300