英字紙ウォッチング

英語メディアの経済、政治記事を定点観測

2017-06-01から1ヶ月間の記事一覧

2%目標を再考せよ

デロング教授ら、そうそうたるメンバーが2%の物価目標の再考を促している。 http://www.bradford-delong.com/2017/06/rethink-2.html

イバンカの反論

曇。 トランプ政権が金融規制の大幅な見直し案を提案した。財務省による報告書は、銀行産業が望むリストに沿った内容になっている。 月曜日に公表された財務省報告は、トランプ氏が約束した規制見直しの詳細なロードマップが記載されている。不動産融資から…

2回目の引き金

薄曇り。梅雨入り宣言というのに、雨が降らない。 FOMCについて。FRBは今年2回目となる利上げに踏み切ることになりそうだ。しかし、雇用は引き続き堅調だが、インフレ率がいかにも弱い。 イエレン議長とその同僚たちは今年2回目となる利上げの引き金を引く…

メイ首相は変わるか

フィナンシャル・タイムズより。 敗北という選挙結果を受け、苦境に立たされているメイ首相。来週、指導力が試されているというのに2人の側近が辞任した。 側近のひとりは保守党のマニフェストを作成した人物であり、壊滅的な認知症税制政策をつくったとし…

宗教保守派の悩み

曇。 米国の南部福音派のリーダーとトランプ政権が決裂した。伝統的に共和党大統領を支持してきた宗教保守派の悩みがうかがえる。 トランプ氏が先月、宗教の自由に関する大統領令にサインをしたとき、ホワイトハウスでトランプ氏を囲んだ宗教指導者の中に、…

トランプの反論

蒸し暑い一日。快晴。 コミー前長官の証人喚問に対し、トランプ大統領がホワイトハウスで記者会見をして、フリン氏の捜査に手心をうわ得るよう求めたことを否定した。「私はそう言っていない」そうだ。法的な全面戦争に突入する可能性があり、結果が見通せな…

グッドフレンド次期総裁?

空席となっていたFRBの理事候補として、トランプ政権はマービン・グッドフレンド教授らを検討している。グッドフレンド教授は、イエレン議長の公認となる可能性もあるという。 グッドフレンド教授はカーネギーメロン大学の経済学教授で、金融の歴史やメイン…

勝者なき英国選挙

曇。 英国の総選挙の投票が始まった。出口調査では勝者なき結果となりそうだ。国民投票という道を選んだ保守党は、過半数を得ることに失敗した。新たな政治的混乱の種をまいたことになる。 予想外の結果にEUからの離脱の道筋が不透明となった。 テリーザ・メ…

カタール支援

曇。 中東の周辺国から断交を宣言されたカタールに対し、ドイツとトルコが支援の手を差し伸べている。米国親密国とそうでない国との間で対立が深まり、地域的な危機に対処する狙いだ。 ドイツのガブリエル外務大臣はベルリンでサウジの外務大臣と会談し、危…

バーナンキインタビュー

バーナンキ前議長へのロングインタビューである。トランプ大統領の過ちについて、減税やインフラ投資などに関連し、指摘しているようだ。 https://www.vox.com/policy-and-politics/2017/6/6/15726988/ben-bernanke-donald-trump-coal-factory-jobs-tax-cuts

低下する米長期金利

曇。 ベンチマークとなる米国の10年債金利が低下している。6日には2・146%と2・2%を切る水準まで低下した。今年3月につけたピーク2・6%を大きく下回った。この水準は昨年11月10日以来の水準だ。 金利の低下は、今週後半に予定されているいくつか…

ECB出口への狭く遠い道

ECBが模索している出口政策は、茨の道であると論じている。Fedの後について、緩和縮小を模索しているが、最初に一歩について議論が分かれている。 ユーロ圏の経済が回復の足取りを強めている。それに伴い、欧州中央銀行幹部は金融政策を正常化させようという…

カタール断交

曇。そろそろ梅雨入りか。 サウジアラビアやUAEなどアラブ4カ国がカタールと断交を宣言した。いずれも米国との同盟国だが、イスラム国対策としてこうした措置に踏み切った。 サウジアラビアはカタールに対し、過激派に資金を援助したり匿ったりしたとして、…

週末のロンドンテロ

晴れ。 週末のロンドンテロはイスラム国が犯行声明を出した。警察は12人を逮捕した。 https://www.wsj.com/articles/seven-killed-in-london-terrorist-attack-1496570502

米独貿易バランス

クルーグマン教授。 米国とドイツの間の貿易インバランスについて論じている。 トランプ氏がツイートで、ドイツと米国との間の貿易について論じている。それは非常におろかで破壊的なツイートだ。トランプ氏は二国間の貿易収支が公平性の証であると考えてい…

ならず者国家・アメリカ

晴れ。 ロンドンで再び同時テロが起きた。ロンドン中心部のボロマーケット周辺を重装備した警察官が展開している。ロンドンブリッジ近くで複数の大きな爆発音が聞こえた。死傷者の数は報告されていない。 https://www.wsj.com/articles/police-respond-to-in…

インフレに潜む真実

デロング教授。 https://www.project-syndicate.org/commentary/fed-low-inflation-more-stimulus-by-j--bradford-delong-2017-06

16年ぶりの低失業率

快晴。 雇用統計。新規雇用者数は13・8万人の増加。失業率は4・3%まで低下した。16年ぶりの失業率の低さだが、新規雇用者数の増加幅は減速している。 長く、ゆっくりした米国経済の回復過程は、質の高い労働者を企業が確保するのに苦労する新たなス…

堕ちる中間層

エコノミスト最新号より2つほど。 一つは英国の中間層が堕ちつつある。 http://www.economist.com/news/leaders/21722855-leaders-both-main-parties-have-turned-away-decades-old-vision-open-liberal もう一つはメルケル首相について。 http://www.econo…

人民元を守れ

中国人民元に関する話題。債務が増大し、ゆるい貸出の問題点が噴出する中、中国経済への信任を確保しようと努力している。 https://www.wsj.com/articles/china-steps-up-support-for-its-currency-1496358532

雇用統計のプレビュー

降ったり止んだりの変な天気だった昨日と打って変わり、今日は快晴。 雇用統計のプレビュー。今日発表される。5月の雇用統計の注目点をいつものように5つ。 アナリストらのコンセンサス見通しは18・4万人の新規雇用者数の増加。失業率は変わらず、4・4%…

こればかりはトランプが正しい

間違ったり、とんちんかんな発言の目立つトランプ大統領だが、この主張ばかりは正しい、という。貿易に関するドイツと中国の動きだ。中国とドイツの経常収支黒字は、有害な不均衡の兆候である。 先週トランプ氏はドイツに対し、いつものように好戦的な経済論…

野村とベネズエラ

雨。 野村証券が、議論のあるベネズエラの債券を非常に割安で購入した、との記事である。ゴールドマンサックスが行った取引とほぼ同等の条件だった。 1億ドル相当の国債を3000万ドルで先週購入した。政治的には議論のあるところだ。 https://www.wsj.co…