英字紙ウォッチング

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続トランプ税制

 曇。今日は雨の模様。
 トランプ氏は自営業オーナーへの税率を15%にする案を計画している。現在39・6%の税率をそこまで下げるのだから、相当な減税である。企業が海外で得ている利益に対する税率も引き下げる予定だ。ただ、ホワイトハウス内では、重要な論点についてはまだ検討中である。
 トランプ氏の税制改革案は議会共和党の案と対立する可能性がある。税率や優遇措置、財政上の目標それぞれを調整しなければならないからだ。
 トランプ氏は同時に、議会における調整プロセスをめぐってトラブルを引き起こしている。
 所得税については、トランプ氏は税率のブラケットを減らす考えだ。しかし、彼のアドバイザーたちは税率をいくらにするのかで議論を続けている。
 ムニューシン財務長官は、最高税率は37%が良いと主張している。現在の最高税率は39・6%でそれよりも低いが、トランプ氏が選挙中に主張した33%よりは高い。
 ホワイトハウスの幹部たちは、国境税システムについても提案しようとしている。この制度を採用すると、多国籍企業は、海外の利益についてほとんど課税されなくなる。
 選挙キャンペーンの前半、トランプ氏は米国企業の世界で得た利益について課税することを主張していた。しかし、現在はこの問題については沈黙している。
 https://www.wsj.com/articles/trump-planning-to-seek-tax-rate-of-15-on-pass-through-companies-1493145858
 米国の住宅価格がじわりと上昇し、過熱が関心を呼んでいる。
 https://www.wsj.com/articles/rising-home-prices-raise-concerns-of-overheating-1493128355