英字紙ウォッチング

英語メディアの経済、政治記事を定点観測

冴えない米経済

 晴れ。GWの初日は気持ち良い天気で幕を開ける。
 北朝鮮が土曜日の早朝にミサイルを発射したが、失敗に終わった。米国や韓国との緊張が高まっている。
 今年に入って6回目のテストとなる。専門家は発射の詳細について分析を続けていると、韓国のスポークスマンは語った。北朝鮮の領域から出なかったとみられる。
 米国ではミサイル発射について、トランプ大統領へのブリーフが行われた。
 https://www.wsj.com/articles/north-korean-missile-launch-appears-to-fail-1493417890
 米国のGDP成長率が消費者支出の低迷によって減速している。車のような大型の消費を控え、家庭の暖房への消費も控えている。
 今年に入って数ヶ月間の米国経済は足踏みを続けている。消費者の支出が家計のコンフィデンスが高まっているのにも関わらず停滞しているからだ。
 今年1〜3月期のGDP成長率は0・7%だった。過去3年間でもっとも低い成長率である。家計消費関連の大手メーカー、たとえば、P&Gペプシコなどの決算も冴えなかった。フォードの第1四半期の利益は35%下落した。
 しかし、米国経済は例年、第1四半期の数字は冴えない傾向にある。最初は冴えないが、春や夏に向けて経済はスピードを増していくのが通例だ。
 GDP速報は同時に、今後数ヶ月の力強い成長に向けた希望の持てる兆候も示している。米企業が長期のプロジェクトに備え、設備投資を増やしているのだ。
 2000年以降、米国の年率成長率は2%平均と芳しくなかった。2つのリセッションもあるからだ。トランプ氏とその側近たちは、この成長率を3%かそれ以上に引き上げようという目標を掲げている。
 エコノミストらは、大統領の経済に与えるインパクトを判断するのには、まだ時期尚早だ、と考えている。とくに、まだ彼の経済政策について主要な要素は提示されていないからだ。
 問題は、過去6年間で、消費者の耐久材支出がもっとも低迷しているのはなぜかだ。とくに、自動車産業で消費者の動きについて関心が高まっている。ここ数ヶ月、値引きやインセンティブをつけているのにも関わらず、4ヶ月連続で消費は落ち込んでいる。自動車マーケットが高原状態にあるという説明がなされている。
 https://www.wsj.com/articles/u-s-gdp-rose-0-7-in-first-quarter-1493382900