英字紙ウォッチング

英語メディアの経済、政治記事を定点観測

英国への不満

 快晴。
 EUは英国との貿易交渉について、まだ数ヵ月後に始まると述べた。ブリュッセルにおける会合で、EU首脳陣はブレグジットの条件が最優先事項だとしている。
 EU首脳の幾人かは英国政府との交渉にフラストレーションを感じている。将来の関係について話し合う前に、離婚の主要な条件について解決しなければならないのに、ロンドンはそれを理解していないからだ。
 このことは、6月8日の英国総選挙の後の話し合いがかなり厳しいものになることを示唆している。英国とEU双方が、たとえばEU市民がブレグジット後の英国で享受できる正確な権利など、主要な条項について合意が必要だからだ。
 英国のメイ首相はできるだけ早く貿易交渉の議論を始めたいと述べた。
 英国にとって、将来の合意を迅速に固めることは、経済的に非常に死活的に重要なことだ。EUは既存の取引は、イグジット後はせいぜい2、3年しか残らないと述べている。ドイツのメルケル首相は、離婚協議は秋までに完了すると述べた。
 https://www.wsj.com/articles/eu-signals-u-k-trade-talks-are-still-months-away-1493474439