英字紙ウォッチング

英語メディアの経済、政治記事を定点観測

2018-01-01から1年間の記事一覧

米国住宅ローン変調

快晴。 米国の住宅ローン業者に変調が生じている。小規模なノンバンク業者はリファイナンスに直面しているが、その規模が急速に縮小しているのだという。いくつかの業者は身売りを行っており、会社をたたんだり、従業員のレイオフも起きている。 米国の中小…

ゴーン追放の深謀遠慮

雨。 日産ゴーン逮捕の続報。ゴーン氏の退任をルノーから権力を奪うために利用した、という見立てである。 ゴーン逮捕は日仏衝突の様相を呈してきた。 FTの見立てによると、ゴーン氏の解任は、ルノー連合のバランスを回復させる良い機会だと日産側が考えたこ…

株価下落再び

株価が再三にわたって、軟調な展開となっている。とくに、最近高値を続けてきたテクノロジー関連企業の株価の売りが止まらない。それが起点になって、小売りやエネルギー、原油関連株まで広がっている。 10年に及ぶ強気市場が勢いを失いつつあることは確かだ…

サウジとトランプ

晴れ。 トランプ氏とサウジアラビアとの関係。トランプ氏はサウジの側に立ち、記者殺害事件に関する皇太子の関与を軽いものだと見せようとしている。 トランプ氏はサウジと固いパートナーとしての関係を維持するつもりであり、皇太子の関与を示唆するCIAの報…

米国の対サウジ政策

曇り。 米国の対サウジ政策はより困難なものになりそうだ。 https://www.wsj.com/articles/analysis-path-grows-rockier-for-trumps-saudi-policy-1542560094?mod=hp_lead_pos6

フランスの燃料税デモ

フランスで燃料税に抗議するデモの最中、女性が死亡した。マクロン改革への不満が高まっている。 土曜日に28万人のデモ参加者が道路や交通を妨害した。子供を病院に連れて行こうとしている際、デモに遭遇してパニックになった女性が、女性一人を轢き、フラン…

サウジ人記者殺害とサルマン皇太子

晴れ。 サウジ人記者の殺害事件について、CIAはサウジの皇太子が命令したと結論づけた。直接の証拠を得たわけではないが、この作戦はトップレベルの承認がないと実行できないとしている。 今回の評価は、33歳の後継者が殺害にかかわったと明確に結び付けた初…

分かれる経済の不確実性

晴れ。 中間選挙の結果が経済の不確実性を高めたのかどうか、エコノミストの見方は分かれている。投票の結果、来年1月から、民主党は過半数を握ることになる。ねじれ議会にもかかわらず、大統領は、必ず通さなければならない法案に直面せざるを得ない。来月…

深まる世界経済の減速感

晴れ。良い天気である。 世界経済の減速が鮮明になりつつある。中国やドイツ、日本で減速のサインが出ている。 https://www.wsj.com/articles/germanys-economy-europes-powerhouse-contracts-for-first-time-in-years-1542186094?mod=hp_lead_pos1

欧州軍創設構想

メルケル首相は、フランスのマクロン大統領による欧州軍創設の構想を支持している。 https://www.ft.com/content/3f5c6c74-e752-11e8-8a85-04b8afea6ea3

原油過剰供給の懸念

晴れ。 原油価格が下落している。2015年以来の水準だ。過剰供給の懸念が広まっている。ここ12日間連続で下げを演じている。 12月渡しのWTI原油先物は、7・1%下げ、55・69ドルとなった。ブレントオイルは65・47ドル。直近のピークから2割下げている。 こ…

ロシア孤立化はなぜ不可能なのか

FTより。ロシア制裁が実効性を上げにくい理由を分析している。ロシア制裁を声高に主張しても、ロシアによる武器輸出と同盟関係構築のうまさにより、実効性を上げられないでいる。 https://www.ft.com/content/c51ecf88-e125-11e8-a6e5-792428919cee

米国株大幅下落

曇り。 米国株が大きく下げた。アップルの弱さが広がっている。テクノロジー株がマーケットの下げを主導した。 アップルがその中でもマイナスムードの先頭に立った。5%の下げを演じた。アイフォンの売り上げがピークアウトしたことが嫌気された。 GEやゴー…

米住宅市場はバブルか

Gavyn Daviesより。米国の住宅市場はブーム状態にはない、と説く。不動産向けローンの金利が上昇しても、2006年から08年に起きたようなスランプは再来しないという。 今年の米国株式市場のドラマチックな特徴の一つは、ハウスメーカー株の下落だろう。約3割…

OPECの再結束

雨。 原油価格がこのところ弱含んでいることを受け、OPEC主要国が生産調整に動こうとしている。 サウジの代表は日曜日、サウジとしては輸出を来月から一方的に減らすことを表明した。一方、ロシアは供給を減らすかどうか、硬軟両様のメッセージを送っている…

トランプ・マクロン会談

晴れ。 トランプ大統領とフランスのマクロン大統領は、防衛問題で一致点を見出した。第一次世界大戦が終わって100周年を記念する式典で会談した。 具体的には、米仏両国は防衛費を平等に負担すべきだという認識で一致した。以前、トランプ大統領はマクロン大…

ブレント原油70ドル割れ

原油価格が弱含んでいる。ブレントは70ドルを割った。 https://www.ft.com/content/831bf014-e410-11e8-a6e5-792428919cee

力強い米個人消費

晴れ。 米国の個人消費は堅調なようだ。ミシガン大の消費者センチメントはわずかに低下したが、依然として力強い。 https://www.wsj.com/articles/u-s-consumer-sentiment-pulled-back-slightly-in-early-november-1541776512

日本のM&Aの波

日本のM&Aへの疑念が呈されている。少数株主がリスクにさらされているというのだ。 事例として挙げられているのは、ミネベアミツミによるユーシンの買収だ。買収が公表される3時間ほど前の株価の動きが疑わしいという。ユーシンの株価は2013年以来の大きな…

ラストベルトの怒り

雨。 米中間選挙を振り返って。ラストベルトの有権者はトランプ氏に警告を送った。ウィスコンシンなどの有権者が発した地方の問題について、トランプのみならず民主党もうまく受け止め切れていない。 たとえば、ウィスコンシン州のウォーカー知事は、今回の…

ねじれ議会

米中間選挙。 https://ig.ft.com/us-midterm-elections/

トランプ2.0

今日は晴れ。 セッションズ司法長官が解任された。トランプ大統領は司法長官のことを、ロシア問題への対応で不満を持っていた。 https://www.wsj.com/articles/attorney-general-jeff-sessions-resigns-from-trump-white-house-1541619893 トランプ2.0の…

乱高下する原油価格

原油価格がナーバスな展開を見せている。原油価格を左右する5つの要素とは。 1か月前にブレント価格が86ドルの高値を付けたかと思えば、安値に転じている。米国の原油生産は予想以上に増えており、サウジの原油供給も増えている。ロシアもこの状況に追随し…

米中間選挙の最新予測

さあいよいよ中間選挙本番である。今日は朝から曇り。 カギを握る州の動向である。とくに東部州の結果は、どの党が下院選で勝利するかを占う早期の指標になる。上院の勝敗が判明するのは、遅く開票が進む州いかんだ。 注目州の一つは、ケンタッキーとインデ…

大豆農家のフラストレーション

曇り。 米国の中間選挙。大豆農家はトランプを問い詰めている。 冒頭、ノースダコタ州の大豆農家のエピソード。トランプ氏に投票したとき、彼が貿易政策を推し進め、大豆の買い手をなくしてしまう、ということを想像だにできなかった。 中国の報復関税により…

トランプの試練

中間選挙の続報。 中間選挙は大統領にとっての中間テストでもある。コンセンサス予想では上院で共和党は過半数を維持し続けるが、下院では敗北しそうだ。 大統領への信認投票と考えられている火曜日の中間選挙。選挙ストラテジストらは、上下両院で判断が分…

中間選挙直前レポート

中間選挙まであと3日となった。まだ投票を決めかねている有権者も多いようだ。最後の週末に、立候補者は奔走している。 トランプ大統領も選挙戦のために、共和党の上院候補者を支援するために各地を回っている。 中間選挙はトランプ大統領にとって、死活的…

投げ売り状態の米国債

賃金上昇を受けて、投資家も国債投資を見直している。投げ売りが起きているのだ。 30年債の金利は2014年3月以降でもっとも高い水準となった。金利がさらに上昇すると予想されている。 金曜日の雇用統計を受けて、Fedが利上げペースを速めるのではないか、と…

賃金上昇ペースが速過ぎる

晴れ。 賃金上昇のペースが加速している。 10月の雇用統計が発表され、失業率は49年ぶりの水準となった。賃金上昇率は3・1%に上昇した。 10月の新規雇用者数は25万人増加した。ここ数年の平均値である。失業率は3・7パーセント。これは49年ぶりに低い数…

分断されるアメリカ

中間選挙がなぜ重要なのか。エコノミストより。 政治家は米国民をみじめな状況に追い込んでいるが、選挙はそれを変える機会でもある。今回の中間選挙では過去になく、米国民は分断され、怒りに満ちている。 ここ数日、トランプ支持者は爆弾を反対派に送り、…