株価が再三にわたって、軟調な展開となっている。とくに、最近高値を続けてきたテクノロジー関連企業の株価の売りが止まらない。それが起点になって、小売りやエネルギー、原油関連株まで広がっている。
10年に及ぶ強気市場が勢いを失いつつあることは確かだろう。米国の雇用は依然として力強く、製造業や企業収益を見る限り、景気後退が差し迫っているとは見えないが。
トレーダーらは10月にいったん株価が下落した後、素早く回復することを見込んでいた。しかし、潜在的な利益がこれ以上上昇することが見込めないと考え、買いに転じられないでいる。
逮捕されたゴーン会長。逮捕前に日産とルノーの合併を計画していたのだという。
しかし、日産の取締役会はこの計画に反対し、それを阻む方法を模索していた。ルノーと日産はお互いに株価を持ち合い、この構造は20年前に設計された。しかし、ゴーン氏は両社の合併は不可避であると考えていた。
日産側はルノーを弱いビジネスパートナーだとみていた。そして、日産の稼ぐキャッシュをフランス側に吸い取られることを恐れていた。そして、合併の話が持ち上がると、西川氏とゴーン氏との間の対立が深まっていったという。
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