雨。
米中間選挙を振り返って。ラストベルトの有権者はトランプ氏に警告を送った。ウィスコンシンなどの有権者が発した地方の問題について、トランプのみならず民主党もうまく受け止め切れていない。
たとえば、ウィスコンシン州のウォーカー知事は、今回の選挙で敗北した。
前回2016年の選挙でトランプ氏が勝利したミシガン湖の湖畔では、共和党から民主党へ勝者が後退した。このことはトランプ氏が有権者から継続して支持を得ていないことを意味している。
2期知事を務めたウォーカー知事の敗北は、トランプ氏にとって警告となっている。トランプ氏に大統領への道を開いた一つは、こうしたペンシルバニアからミシガンに向けたラストベルトにおける勝利だったからだ。しかし、こうした地域で薄氷の勝利を収めたトランプ氏が、2020年に勝利できるとは限らないことを示している。
https://www.ft.com/content/34ae05de-e30c-11e8-8e70-5e22a430c1ad
FOMCが開かれた。米経済の強さは、12月利上げの可能性を濃厚にしている。
11月のFOMCは、政策金利を2~2・25%に据え置くことを決めた。そして、米国経済について、強気の見立てを維持した。失業率はさらに低下し、家計の消費支出は依然として力強いという。ただ、設備投資は今年初めと比べ、幾分減速気味である。
GDP成長率は2四半期連続で、年率3%を超えている。今回の利上げサイクルで、Fedは8回利上げを継続している。そして、12月18、19日のFOMCで9回目が予想されている。
トランプ氏のFedに対する不満にも関わらず、Fedの現在の引き締めサイクルは注意深いものだ。
https://www.ft.com/content/8989b08c-e387-11e8-8e70-5e22a430c1ad