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FOMC始まる

 FOMCが始まった。将来の利上げの見通しについて、Fedがどのように考えるのかが注目点である。財政刺激策や堅調な経済成長、そして非常に低い失業率が、現在のFedのやり方に疑問符を突き付けている。
 今週のFOMCの焦点は、今後数年かけて、これ以上積極的に利上げを進める必要があるのかどうか、考慮する会合になりそうだ。
 現在のゆっくりとしたペースでの利上げは、経済を過熱させずに拡大させることが期待されている。昨年12月には、2018年に3回の利上げを行い、2019年と2020年に2回ずつの利上げを想定している。
 しかしその後、財政刺激策が浮上し、この利上げペースでよいのか、いくつかの疑問が出ている。
 今週水曜日の会合で、利上げが認められる見通しである。注目は金利の見通しで、3回から4回に引き上げるかどうかが注目される。さらに、来年と再来年の利上げ回数を増やすのかどうか。
 イエレン前議長から議長職を引き継いだパウウェル新議長は、最近の議会証言において、今後数年間の利上げ見通しについて、詳細を離さなかった。しかし、12月時点よりも経済の見通しが強化されていると述べた。
 もう一つの変化のサインは、ブレイナード理事の発言である。ブレイナード理事は利上げは非常に注意深く行うべきだ、という論者である。今月の講演でブレイナード理事は、インフレ率がこれまでよりもしっかりと上昇するだろう、と述べ、利上げを支持した。
 https://www.wsj.com/articles/feds-thinking-on-future-rate-increases-will-come-into-focus-this-week-1521378001