英字紙ウォッチング

英語メディアの経済、政治記事を定点観測

ティラーソン後の米外交

 ティラーソン国務長官の退任は「Rexit」と呼ばれているらしい。ティラーソン時代の米外交は貧相なものだったが、氏が去った後の外交はもっとひどいことになる、とこき下ろしている。エコノミスト誌の最新号より。
 ホワイトハウスがテレビ放送の基準にのっとって動いているとはいえ、ティラーソン氏が国務長官を首になったやり方は、顎が外れるほど驚くべきやり方だった。トランプ大統領はツイートで首を通告した。CIA長官のポンペオ氏を公認にすると発表したのだ。ティラーソン氏と面会せずに通告したのみならず、説明すらない。ティラーソン氏自身、なぜ首になったのかわからないと首をかしげている。
 ただ、ティラーソン氏の外交は褒められたものではない。世界で10番目に大きな会社の社長だったが、彼は外交をビジネスやリストラの対象となる一部門のように扱った。そのツケが自身に跳ね返ったのかもしれない。
 https://www.economist.com/news/leaders/21738879-rex-tillerson-was-poor-secretary-state-what-follows-may-be-worse-american-foreign-policy