晴れ。
ECBが0.25%の利上げに動いた。政策金利は3.5%となった。7月に再度の利上げも予想されている。インフレ率上昇が解消する気配が一向に見えないためだ。
木曜日のECBの決定は、22年ぶりに高い政策金利を決めたことを意味する。同時にインフレ率の見通しを引き上げ、今後3年間の成長率見通しについては下方修正した。
政策決定会合の後、ラガルド総裁は7月27日に開催される次回会合でさらなる利上げの可能性が「非常に高い」と発言した。賃金が上昇し、それが物価高につながっており、インフレ率があまりに高く、そしてあまりに長く続きそうだ、と述べた。
ECBの見立てだと、2025年までインフレ率は2%の目標にまで低下しないという。
この見通しだと、次々回会合である9月も利上げの可能性がある。
決定を受け、通貨ユーロは対ドルで0.9%上昇した。
ECBの決定は、利上げ休止を決めたFedの決定とは対照的である。カナダとオーストラリアの中央銀行は今月、金融引き締めを再スタートさせた。ユーロ圏のインフレ率6.1%は米国よりも今や高い水準である。
ラガルド氏によると、労働市場の信じられない強さがコアインフレ率の見通しを引き上げる主要な理由になっているという。コアインフレ率は今年5.1%になりそうだ。
https://www.ft.com/content/25c99f1d-c730-4ab8-a7ff-7aca6bcd35b9
WSJより。パウエル議長は7月の利上げの可能性を示唆した。市場はそう受け止めている。
Fedの金利据え置き決定は、7月利上げの可能性を高める結果になった。水曜日にパウエル議長が会見し、市場はそう受け止めている。
記者会見の最中に発せられたパウエル氏のコメントは、現在の彼の基本的な考えは、7月25~26日に行われる次回FOMCで利上げを決める、というものだ。
水曜日に公表されたFed理事らの新たな経済見通しによると、18人中12人が、今年あと2回の利上げを見込んでいる。