英字紙ウォッチング

英語メディアの経済、政治記事を定点観測

反プーチン派の暗殺

 晴れ。2月の最終日。
 ロシアらしい、というべきか。反プーチン派の政治家が射殺されているのが見つかった。モスクワの赤の広場に近い場所での出来事だ。
 射殺されたのは、ボリス・ネムツォフ。日曜日に反政府行進の準備をしていた。過去10年間でもっとも地位の高い政治家の暗殺事件だ。
 しかし、殺された場所はクレムリンに近く、もっとも警護体制が厳重なエリアだ。多くのビデオカメラなどが設置されており、それらを分析するとしている。
 日曜日に予定されていた反政府デモ行進は中止になった。
 http://www.wsj.com/articles/russian-opposition-leader-boris-nemtsov-shot-dead-in-moscow-1425076614?mod=WSJ_hp_LEFTTopStories
 この事件はFTも大きく報じている。内容はほぼ同じ。ネムツォフ氏はエリツィン体制下で副首相を務めていたこともあるという。
 今回の暗殺は政治的な暗殺であり、ネムツォフ氏はウクライナ戦争について報告する予定だったという。その報告では政府が否定している、ロシア兵士による戦闘参加の証拠がはっきり出ているという。
 http://www.ft.com/intl/cms/s/2/a7916ff4-bed1-11e4-8d9e-00144feab7de.html#slide0
 原油価格が再び上昇した。ブレント価格は2009年3月以来の上げを演じた。金曜日の取引は2・53ドル上昇し、62・58ドルで引けた。2月の相場を振り返ると、7ヶ月間ほど下落が続いた後、2月は18パーセント値戻しした。
 http://www.ft.com/intl/cms/s/0/fbf82458-bde0-11e4-9d09-00144feab7de.html?siteedition=intl#axzz3T0WKqrhN