英字紙ウォッチング

英語メディアの経済、政治記事を定点観測

インドのサプライズ利上げ

 今月2回目の3連休初日。快晴である。
 インド中央銀行総裁についたラジャン教授の初仕事である。市場の事前予想を覆し、利上げに踏み切った。インドに限らず、新興国市場は成長率の減速に苦しんでいる。しかし、そんな状況下でもインフレ抑制を優先させた。インフレ率の抑制こそが、持続的な成長と長期的な通貨の安定につながる、と判断した。
 新興国においては、利上げによって引き締めをはかる動くが相次いでいる。インドネシアやブラジル然り。
 http://online.wsj.com/article/SB10001424127887324492604579086351393717352.html?mod=WSJASIA_hps_LEFTTopWhatNews
 Fed高官が、10月のTaperingを示唆した。経済指標の改善が条件だ。Fedのコミュニケーション不足を指摘され、それに対する反論だ。発言の主はセントルイス連銀のブラード総裁。インド中銀の利上げにも言及した。
 ブラード総裁による発言の力点は、Fedは市場の期待ではなく、あくまでもデータ(経済指標)に沿って、政策決定している、という点だ。だから、経済指標が改善すれば、Taperingを始めるし、そうでなければ、Taperingは見送る。
 http://www.ft.com/intl/cms/s/0/990e3454-2205-11e3-bb64-00144feab7de.html?siteedition=intl#axzz2fTccVF1b