英字紙ウォッチング

英語メディアの経済、政治記事を定点観測

経済成長への疑念

 曇り。今日から明日にかけて雨模様。
 米国債10年ものの金利が3パーセントに近づいている。過去数年でもっとも高い水準である。投資家はインフレが上向くことを期待し、経済成長は政府債務の価値を棄損させるだろう。
 月曜日の10年債は2・996%をつけた。2014年1月以来の水準である。
 月曜日の金利上昇は、NARが3月の住宅販売が1・1%の増だったと発表したことを受けたものだった。ただ、インフレの兆候は金利上昇の背後にある要素の一つに過ぎない。投資家からすれば、Fedが今年、4回の利上げの準備を進めていると受け止めている。
 しかし、長短の金利差が開くかどうかは別問題である。10年金利が上昇するにつれ、2年ものの金利はより速いペースで上昇している。つまり、イールドカーブがフラット化しているわけだ。経済成長の見通しに疑念が出ている一方、Fedの利上げペースは早まると予想されている。
 https://www.wsj.com/articles/u-s-government-bonds-fall-as-10-year-yield-approaches-3-1524497175