英字紙ウォッチング

英語メディアの経済、政治記事を定点観測

賃金上昇の足音

 今日も良い天気である。
 昨日は日本株も大きく下げたが、米国株も急落を演じた。バイオテクノロジー株や小型株が下げを主導した。ダウ平均は195ポイント、1・1パーセント下げた。
 株価急落はヘッジファンドや高速トレーダーたちの懐を直撃した。
 http://www.wsj.com/articles/u-s-stock-futures-edge-lower-1430396028
 米国経済の回復を占う賃金の上昇。労働市場がタイト化し、長らく待望されていた賃金上昇が始まった可能性が出てきた。
 米国労働省が木曜日に発表した雇用コストインデックスによると、今年最初の3ヶ月は0・7%上昇した。昨年第4四半期の0・5%から上昇幅が拡大した。
 http://www.wsj.com/articles/employment-costs-rise-0-7-1430397333
 原典はこちら。
 http://www.bls.gov/news.release/pdf/eci.pdf
 ユーロ高がユーロ圏市場を大きく揺さぶっている。株式も債券も大きく売られた。ユーロは上昇した。米国のGDP成長率が低かったことで、ドルが売られたことによるものだ。
 ユーロ高は自動的に投資家の再評価を促す。ユーロ圏内の輸出企業にマイナスの影響があるからだ。
 ユーロドルはパリティに向かっていたが、3月4月は一進一退の動きを続けている。
 ドイツ国債10年ものの金利はこのところ上昇し、0・38パーセントをつけた。3月9日にドラギ総裁がQEを発動してもっとも高い金利水準だ。
 http://www.ft.com/intl/cms/s/0/5efdd482-ef1c-11e4-a6d2-00144feab7de.html#axzz3Ypqh2IiG