英字紙ウォッチング

英語メディアの経済、政治記事を定点観測

ローゼングレン講演

 快晴。
 各メディアが日銀総裁に黒田氏、と報じていて、ほぼ確定の流れができている。
 WSJ紙も黒田氏のことを報じている。
 http://online.wsj.com/article/SB10001424127887323384604578323903457219728.html?mod=WSJAsia_hpp_LEFTTopStories
 日本の新聞ではあまり大きな扱いではないが、イタリアの総選挙が注目されている。イタリアでは2日間かけて投票を行うらしい。そして、今日月曜日から火曜日にかけて、投票結果が判明する。
 事前の世論調査によると、ベルルスコーニ元首相率いる中道右派はわずかに、中道左派の民主連合に及ばず。モンティ前首相の率いる一派は4位につけている。
 http://www.ft.com/intl/cms/s/0/9b4556f6-7e88-11e2-9080-00144feabdc0.html#axzz2LhW34Exz
 米国では地区連銀総裁が今後の金融政策の見通しについて、さまざまな発言を行っている。一例がボストン連銀のローゼングレン総裁のニューヨークにおける講演。現在行っている国債買い取りによる金融緩和は、その潜在的なリスクを上回って経済に対して便益がある、と述べている。
 この講演が年頭においているのは、シカゴブースビジネススクールのミシュキン・元Fed理事らの書いた論文だ。ミシュキン氏らは、このまま政府の借り入れが過剰なまま推移し、Fedのバランスシートが拡大していくと、深刻なトラブルに見舞われかねないと警告している。それに対し、ローゼングレン総裁は反論している。
 http://blogs.wsj.com/economics/2013/02/22/boston-feds-rosengren-benefits-of-fed-bond-buying-outweigh-potential-risks/