英字紙ウォッチング

英語メディアの経済、政治記事を定点観測

クリントン氏肺炎に

 晴れ。
 ヒラリー・クリントン氏が金曜日に肺炎と診断された。9月11日のイベントで脱水症状になった。娘のアパートに運ばれ、病態は快方に向かっているとスポークスマンは話している。しかし、今回の出来事によって民主党の大統領候補者の健康状態について議論が再び交わされることになりそうだ。
 ツイッターに投稿された映像によると、68歳の大統領候補はバランスをいしない、周囲の警備担当者に支えられる姿が映し出されている。
 彼女のキャンペーン本部はその後、医師による声明文を公表した。それによると、クリントン氏は肺炎と診断された。朝からのイベントにより、過度の熱と脱水症状に陥った。
 この出来事は、クリントン氏を中傷する者にとっては格好の材料となった。咳を何度かしていることを取り上げ、彼女が開示を拒むような健康問題を抱えていると指摘している。主治医によると、咳はアレルギーによるもので、金曜日の診断は肺炎だった。
 http://www.wsj.com/articles/hillary-clinton-felt-overheated-and-left-9-11-ceremony-1473607626
 今週の主要スケジュールである。
 今週はFed幹部の講演、イングランド銀行の政策決定会合、中国の工業生産に関する指標が公表される。
 来週のFOMCに向けて、最後のヒントとなるFed幹部の講演が予定されている。イングランド銀行の会合では、ブレグジット後の戦略が明確になりそうだ。
 今日月曜日はブレイナード理事とアトランタ連銀のロックハート総裁が講演を行う。ブレイナード理事は利上げに懐疑的なのに対し、ロックハート理事は中間派である。
 http://www.wsj.com/articles/global-economy-week-ahead-fed-speakers-boe-meeting-china-factory-output-1473620401
 中央銀行の独立性について。
 過去数十年間、高いインフレ率と戦うため、政府は中央銀行に対し独立性を与えてきた。しかし今や、エコノミストたちは、同じような独立性がインフレ率が非常に低い現代において必要なのかと問いかけている。
 独立性を守るため、主要な中央銀行は金融市場に分断をもたらし、リターンを減らすような、次善の政策を展開している。
 ドイツ連銀のバイトマン総裁は、ECBの独立性についてヘリコプターマネー政策のようなことをしないために必要だと述べた。
 http://www.wsj.com/articles/central-banks-prized-independence-may-be-a-hindrance-in-managing-inflation-1473612711