英字紙ウォッチング

英語メディアの経済、政治記事を定点観測

それでも6月利上げ?

 昨日の雨と打って変わって、今日は快晴。
 ドイツのハンブルグ裁判所が、トルコのエルドガン大統領を風刺した詩を禁止するよう命じた。コメディアンのテレビ放映はトルコの権利を侵害していると判断した。人種差別的な内容があると判断した。
 エルドガン大統領側の弁護士は判決を評価しており、人種差別的な侮辱は表現の自由に含まれない、と述べた。
 http://www.wsj.com/articles/german-court-bans-bulk-of-satirical-poem-about-turkish-president-recep-tayyip-erdogan-1463512736
 Fedの3人の影響力のある幹部らが、6月利上げはないとの市場見通しをひっくり返そうとしている。筆頭がサンフランシスコ連銀のウィリアムズ総裁とアトランタ連銀のロックハート総裁。6月会合はまだ「生きている」と述べ、利上げの可能性を模索していることを示唆した。
 ロックハート総裁は「テーブルから6月利上げを落としていない」と述べた。
 ダラス連銀のカプラン総裁は利上げはそれほど遠くない将来にある、と述べた。彼は6月もしくは7月の利上げを支持している。
 彼ら3人はいずれも投票権を持つ総裁ではないが、そのコメントは政策決定者たちのコンセンサス的な考えを代表しているから非常に重要である。
 http://www.wsj.com/articles/fed-officials-flag-potential-for-june-rate-hike-1463522149
 FedウォッチャーのDuy教授。Fedが再び利上げという戦いを始めようとしているという。これから出てくる経済指標を、米国経済がリセッションに陥りつつあるということを示唆しない。その代わりに、米国経済は2パーセントの物価上昇率に近づきつつあるという。
 http://economistsview.typepad.com/timduy/2016/05/fed-officials-come-looking-for-a-fight.html