米国経済の状況について。まず、Fedのレポートがインフレ期待が上昇しつつあることを示している。
月曜日にニューヨーク連銀が出したレポートは月次の消費者期待調査で、来年、もしくは今後3年かけてインフレ圧力が強まっていくとみていると示した。4月調査では3%のインフレ期待に到達すると示している。
一方、クリーブランド連銀は長期のインフレ期待を測定している。今後10年のインフレ期待は2・09%まで高まっている。2010年以降で最高の水準である。
https://www.wsj.com/articles/new-fed-reports-show-rising-inflation-expectations-1526333433
別の記事はガス価格の上昇が消費者の支出にあまり影響を与えていないという良いニュース。賃金上昇と減税が消費を刺激する可能性に触れている。
4月の小売売上高は季節調整済の数値で0・3%上昇した。足元でガソリン価格が上昇しており、アナリストらはこれが消費者支出の悪材料になるのではないかと懸念していた。
https://www.wsj.com/articles/u-s-retail-sales-rose-broadly-in-april-1526387742