英字紙ウォッチング

英語メディアの経済、政治記事を定点観測

財政再建という狂気

 曇り。雨が降りそうだ。来週からもう10月になる。
 FTトップはLiborの話題、WSJは中国の薄スキャンダル、NYTは米国のエジプト支援についてを取り上げている。 
 スペインの14の大手銀行にストレステストを実施したところ、600億ユーロの資本を必要としていることが判明した。
 http://www.ft.com/intl/cms/s/0/da45fbca-0981-11e2-a424-00144feabdc0.html#axzz27obUjcbB
 中国の薄氏は、収賄などの罪で死刑宣告を迫られるかもしれない。薄氏は中国で最も人気のある政治家であり、父親もかつての革命のリーダーであったことから最初はもっと軽い刑罰で済むとみられていたが、予想外に厳しい展開になっている。
 一方11月8日には新しいリーダーが選出され、新メンバーで構成される政治局も発足する。長らく9人で運営されていた政治局は、7人に縮小することも予測されている。
 http://www.ft.com/intl/cms/s/0/45ae9646-0956-11e2-a5e3-00144feabdc0.html#axzz27obUjcbB
 クルーグマン教授が、欧州財政再建は狂っている、と批判している。
 債務国への支援の条件として、一層の財政再建策が求められている。しかし、これは各国の国民もかかわることで、スペインやギリシャでは、「緊縮策は限界で、もう耐えられない」と大規模なデモが起きている。
 http://www.nytimes.com/2012/09/28/opinion/krugman-europes-austerity-madness.html