英字紙ウォッチング

英語メディアの経済、政治記事を定点観測

篭の中のタカ派

 晴れ。
 FTトップはEUと中国との間の貿易紛争について。WSTは米国のパネッタ国防長官が中国に対して地域紛争に冷静に対処するよう求めた。NYT紙は、イスラム教徒を侮蔑する漫画を掲載したことを警戒してフランスが海外の20大使館を閉鎖するという話題。
 QE3に関して、会合後のスピーチ戦争(speech wars)が始まった。
 2015年半ばまでとする時間軸政策は、2013年は大きな問題とならない。中間派と目されるセントルイス連銀のブラード総裁は来年、FOMCの投票メンバーになり、金融緩和策に反対票を投じる可能性があるが、ほかのハト派メンバーの行動と相殺され、大きな問題にはならないだろう。
 問題は、バーナンキ議長の任期が切れる2014年だ。プロッサー総裁やコチャラコタ総裁、フィッシャー総裁らタカ派が2014年は投票メンバーになる。FOMC投票メンバーに大きな派閥対立が生じる可能性がある。
 http://ftalphaville.ft.com/blog/2012/09/19/1169531/despite-all-their-rage-still-just-hawks-in-a-cage/
 関連のブログポスト。
 http://economistsview.typepad.com/timduy/2012/09/hawks-are-marginalized.html