英字紙ウォッチング

英語メディアの経済、政治記事を定点観測

続バーナンキ証言

 曇り。
 昨日のバーナンキ議長の議会証言について。米国経済の先行きについて悲観的な見通しを示した。しかし、追加金融緩和策について、何らヒントを与えなかった。マーケットには失望感を与える内容だった。
 最近の経済指標を考えると、第2四半期の成長率を年率換算すると、成長率は2%に満たないと述べた。
 また、資産購入以外に残された手段としては、Fedの窓口貸出や時間軸政策、超過準備付利だと指摘した。金融政策のオプションとして、それほど選択肢があるわけではない、ということが図らずも浮き彫りになった。
 http://www.ft.com/intl/cms/s/0/704622f8-d016-11e1-a3d2-00144feabdc0.html#axzz20vOe7nvK
 株式相場は、当初バーナンキ議長の発言が伝わると、下げたが、企業業績が堅調なこともあって値を戻した。
 http://www.ft.com/intl/cms/s/0/06614958-cf08-11e1-bfd9-00144feabdc0.html#axzz20vOe7nvK
 今日水曜日は、下院の金融サービス委員会で議会証言が行われる。共和党優位のこの委員会では、より厳しい質問が飛び出しそうだ。
 http://blogs.wsj.com/economics/2012/07/17/five-issues-bernanke-can-expect-from-house-lawmakers/