英字紙ウォッチング

英語メディアの経済、政治記事を定点観測

トリプルA国の試練

 曇り。暑い朝。
 ムーディーズがユーロ圏のコア国と呼ばれるドイツやオランダ、ルクセンブルグの格付け見通しをネガティブ方向に見直した。いずれもトリプルA格付けの国々だ。
 主な理由は2つ。一つは、ギリシャのユーロ離脱の可能性が高まっていること。そして、ユーロ圏の強国から弱体化した国への財政支援がより大きくなりそうなことだ。
 トリプルAの国のうち、フィンランドのみが、アウトルックが据え置かれた。そのユニークなクレジット素性のせいだ。
 http://www.ft.com/intl/cms/s/0/5dc8cb4a-d510-11e1-b476-00144feabdc0.html#axzz21Ubaau2d
 スペイン国債金利が急上昇。スペイン地方政府の問題が、スペイン中央政府に飛び火し、国際的な救済を求めざるを得なくなるのではないかとの投資家の懸念が高まっている。
 10年債の金利は7・56%まで高騰。すでに維持可能なレベルではなくなってしまっている。ギリシャがユーロ離脱せざるを得なくなるのではないかとの懸念も拍車をかけた。
 http://www.ft.com/intl/cms/s/0/45994658-d4e8-11e1-b476-00144feabdc0.html#axzz21Ubaau2d
 そして、スペインとイタリアでは空売り規制がかけられた。
 http://www.calculatedriskblog.com/2012/07/spain-italy-ban-some-short-selling.html