英字紙ウォッチング

英語メディアの経済、政治記事を定点観測

ドラギ口先介入

 今日も暑い。ロンドンオリンピックの開会式が行われた。
 来週木曜日、8月2日のECB理事会を前に、ドラギ総裁がどのようなアクションをとるのか、注目が高まっている。
 ECBのドラギ総裁の危機封じ込めに対する積極的な姿勢を政治家たちが支持している。メルケル首相とオランド大統領の電話会議後の共同声明で触れられた。
 来週、ECB理事会がフランクフルトで開かれるが、そうしたECBのアクションがすぐにも開始されるわけでもない。
 http://www.ft.com/intl/cms/s/0/a105046a-d7fd-11e1-80a8-00144feabdc0.html#axzz21dfGxNmw
 ドラギ総裁は、スペインやイタリアの国債金利を沈静化させるため、複数のアプローチを検討中だ。一つは、救済ファンドによるスペインなどの国債の直接引き受け。同時にECBはセカンダリーマーケットで買い入れる。さらなる政策金利の引き下げとECBによる長期ローン供与も検討の俎上にあがっている。
 こうした政策を実現させるために、ドイツのブンデスバンクのワイドマン総裁との会談も計画されているようだ。ブンデスバンクの債券買い取り増額に対する拒否権をどこまで抑え込めるかが勝負どころだ。
 http://ftalphaville.ft.com/blog/2012/07/27/1099471/winning-over-buba/
 ドラギ総裁の一言で先週のマーケットは落ち着いた。だが、この口先介入がどこまで続くか。
 http://ftalphaville.ft.com/blog/2012/07/27/1098751/why-the-olympics-might-let-draghi-stay-at-the-beach/
 JPモルガンでは、「ポスト・ダイモン」をにらんだ幹部人事が行われている。ただ、ダイモンCEO自身はあと数年は現在の職にとどまり続けるとみられる。
 http://online.wsj.com/article/SB10000872396390443343704577552731867264356.html?mod=WSJASIA_hpp_LEFTTopWhatNews