英字紙ウォッチング

英語メディアの経済、政治記事を定点観測

Fedの目標

 曇り。
 米国では時折、このような乱射事件が起きる。12人が犠牲になったコロラド州の映画館における乱射事件では、24歳の容疑者に何が起きたのだろうか。
 http://online.wsj.com/article/SB10000872396390444464304577538292604705890.html?mod=WSJAsia_hpp_LEFTTopStories
 スペイン情勢が悪化しており、全面的な救済を求める可能性が浮上してきた。
 スペイン政府が公表した2013年の経済成長率見通しは0・5%。2014年は1・2%成長を見込んでいる。一方、財政収支は2011年の8・9%のGDP比赤字から、14年に2・8%まで削減するとしている。この急激が歳出カットが余計に経済を弱体化させると懸念されている。
 http://online.wsj.com/article/SB10000872396390444464304577538613391486808.html?mod=WSJASIA_hpp_LEFTTopWhatNews
 Fedの二つの政策目標にどうバランスをとるか。バーナンキ議長が腐心しているのは、その点だ。
 今週の議会証言では、議会外での関心とは反対に、バーナンキ議長はあまりにインフレ率に関心を払わな過ぎる、という批判だった。
 シカゴ連銀のエバンズ総裁が昨秋講演したところによると、Fedが「自然」と考える目標は、失業率が6%、インフレ率は2%。しかし、失業率は下がったとはいえ、8・2%にとどまっており、そのロジックでいうと、現状の失業率は、インフレ率に置きなおすと、4・2%のインフレ率が続いているのと等しい。
 それゆえ、エバンズ総裁は、インフレ率が目標を超えることを容認して、失業率を下げるべきだ、と議論している。
 また、高いインフレ率を容認すれば、現在の不況の主因である重い債務負担が、実質的には軽減される。
 http://blogs.wsj.com/economics/2012/07/21/number-of-the-week-could-inflation-revive-the-recovery/