トランプ氏は経済政策を理解していない。イエレン前FRB議長がこう言って、トランプ氏をこき下ろした。トランプ氏によるFed批判が、Fed自身の信認を落とすことになりはしないか、懸念している。
イエレン前議長の発言はラジオインタビューでの発言である。アメリカン・パブリック・メディアのラジオインタビューで、書き起こし文が月曜日に公表された。
同時に、トランプ氏の数々のFed批判と、パウウェル氏による利上げキャンペーンがFedの信認を傷つけ、仕事を効果的に遂行することを妨げることにならないか、懸念を示した。
トランプ氏について、イエレン前議長は、雇用の最大化と物価の安定というFedの目標すら、トランプ氏がきちんと言えないのではないか、と疑っていると述べた。ホワイトハウスはイエレン氏のコメントについての反応は避けた。
Fedの目標は、物価の圧力を安定させ、望まないインフレを引き起こすことなしに雇用を最大化させることだ。そして、貿易に関していうと、Fedは何らのミッションを負っていない。
https://www.wsj.com/articles/yellen-says-trump-doesnt-understand-economic-policy-11551122834
クラリダ副議長。経済成長が減速しつつあるという金融市場のサインは、金融政策を判断するうえで、いくつかの重要な指標の一つである、とクラリダ副議長は述べた。
短期と長期の債券金利が縮小すると、それは注意するに値するという。逆イールドは、歴史的にみて非常にまれな現象であるからだ、とクラリダ氏は述べた。それはブラックスワンではないが、たびたび起こる現象ではない、という。
クラリダ副議長はダラス連銀主催のイベントで話した。
https://www.wsj.com/articles/feds-clarida-says-bond-market-signals-warrant-attention-11551140502