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GEはバイオテクノロジー事業をダナハー社へ210億㌦で売却する方針を固めた。GEはこの資金を債務の返済に充てる。ラリー・カルプCEOによる戦略転換が加速している。
売却取引は現金で行われる。GEの巨額の債務は投資家の心配だねになっていた。この取引により、GEの株価は6.4%、月曜日に上昇した。
今回の売却はカルプCEOによる戦略転換を象徴するものだ。昨年10月にCEOに就任して以降、カルプ氏はヘルスケアビジネス全体を上場させることで、スピンオフすることを進めてきた。
今回の売却により、残るヘルスケア部門のIPO計画を再評価することになる。MRIや病院向け機器のビジネスが残されている。
今回の売却について、アナリストの一人は、GEはリストラについてより柔軟性を得ることができ、投資家は心配する必要がないだろう、と評価している。
一方、ダナハー社は昨年初めからGEに接近していた。当初、GEはダナハーの提案に興味を示さなかったが、新しい条件を持ち出し、状況が変わった。そして、カルプ氏がCEOに就任し、両者は話し合いを始めた。
売却取引は今年の第4四半期に終了し、1000億ドルあるGEの債務を減らすことに貢献する。ダナハーはGEの4億㌦の年金債務を引き受ける。
GEは過去2年間、コアとなる電力美自演すと金融ビジネスで損失や利益の減速に苦しんできた。そして、配当を二回減配し、事業は航空機と電力ビジネスに集中する計画を立ててきた。
今回のダナハーへの売却により、カルプ氏によれば、目標の3分の2が達成できたことになる。