英字紙ウォッチング

英語メディアの経済、政治記事を定点観測

高まる3月利上げ説

 晴れ。
 中国の李克強首相が2017年の成長率の目標を示した。信用の増加とインフラ投資が経済成長を推し進めるが、住宅価格と債務のバブルを引き起こすと指摘した。
 https://www.wsj.com/articles/chinas-premier-maps-out-cautious-economic-course-1488679761
 Fedが3月に利上げへ踏み切る可能性が高まっている。イエレン議長はFFレートのさらなる調整が今月の会合で適切である可能性が高い、と述べた。
 Fedのイエレン議長と、同僚である幹部たちは、中央銀行短期金利を今月できるだけ早く引き上げる可能性があり、今年の利上げのペースを早めるだろうと示唆した。ベンチマーク金利を引き下げることは、世界経済の拝啓に対するより強い信認があることを示唆している。
 具体的にはもしインフレ率と失業データが中央銀行の期待に沿った内容であるなら、FFレートの調整は今月の会合で適切であろうと、イエレン議長は金曜日、シカゴで述べた。
 Fedとしては、あまりに長く動くのを待つのを望まず、経済が過熱するリスクを放置することは好ましいとは思っていない。そして、Fedがビハインド・ザ・カーブに陥っているという証拠はないと述べ、経済を過熱リスクにさらし、動くのが遅すぎるとは思っていないと述べた。
 フィッシャー副議長も金曜日にニューヨークのカンファレンスに出席し、過去3ヶ月間、経済が不調であるとの経済指標はほとんど存在しない、と述べた。
 インフレ率と雇用関連の指標は県庁で、トランプ氏の減税や規制緩和に対する楽観論も、株価を高値に押し上げている。
 先物市場の金利見通しは、今週月曜日には35%の確率で利上げを見通していたが、金曜日には80%まで跳ね上がった。
 利上げ見通しが高まったことで、4・5兆ドルにのぼるFed保有資産の圧縮も課題にのぼってきた。今月の会合でも本件が議論になりそうだが、実際にBSを縮小するシグナルを送るところまでは至らないだろう。
 https://www.wsj.com/articles/fed-officials-indicate-rate-increase-is-likely-in-march-1488574656