英字紙ウォッチング

英語メディアの経済、政治記事を定点観測

貿易戦争への号砲

 晴れ。
 米国のカナダ、メキシコ、欧州向けの鉄鋼、アルミニウム関税が発動される。これに対し、メキシコ政府は米国製の鉄鋼製品やフルーツ、豚肉に報復関税をかけることを検討している。カナダのトルドー首相も、鉄鋼やアルミへ数十億ドルの関税を課すると述べた。食品や農業製品など、幅広い範囲の米国製品にも関税をかける。これは米国の関税がなくなるまで続けられるという。
 EUも同様に報復関税を検討するとともに、WTOに対し、米国の措置に対する提訴を行うという。
 https://www.wsj.com/articles/u-s-slaps-steel-aluminum-tariffs-on-canada-mexico-european-union-1527774283
 5月の雇用統計が本日発表される。事前予想では、19万人の新規雇用者数の増加、失業率は前月と変わらぬ3・9%と予想されている。ただし、この失業率の水準は2000年12月以来でもっとも低い水準である。
 過去12か月でみると、新規雇用者数は月19万人ペースで増えている。この雇用拡大のペースは昨年秋から加速しており、雇用の成長がすぐに弱まる気配はない。
 https://blogs.wsj.com/economics/2018/05/31/5-things-to-watch-in-the-may-jobs-report-4/