トランプ関税で世界経済がショックを受ける中、カナダとメキシコがその関税攻勢をうまくかわしたと評判を得ている。とくにカーニー首相、シェインバウム大統領の評価が高い。
ただし、予断は許さない。
水曜日のトランプ関税発表日、カナダとメキシコの高官らは安堵した。3か国の貿易協定下において、トランプ関税が輸出品にどれだけの例外措置を課すのか、ひやひやしていたからだ。
メキシコのシェインバウム大統領は翌日、「メキシコは追加関税措置を課されなかった。それは、メキシコと米国との間でリスペクトに基づく良好な関係が築き上げられていたからだ」と述べた。
しかし、カナダのカーニー首相は今月下旬に行われる総選挙キャンペーン期間中だった。カーニー首相は「トランプ関税はカナダを標的にしなかったが、米国政府によるアクションは世界経済に破裂させ、その連鎖反応で世界経済を減速に追い込む」と警戒感を隠さない。
両首脳のトーンの違いはあれ、両首脳とも今週、トランプ氏が呼ぶ解放の日関税を逃れることができたとの認識では一致している。
トランプ第一期政権において自由貿易協定を継続することで合意したものの、トランプ氏は両国に対し、数か月にわたって不法移民やオピオイド問題で脅しをかけてきた。
2月にはカナダおよびメキシコからのすべての輸入品に追加で25%の関税を課すと脅していた。カナダ政府は米国製品に対し、25%関税を幅広くかけた。しかし、メキシコ政府は報復措置をとらなかった。シェインバウム大統領いわく、「クールヘッド」戦略だという。メキシコ政府首脳は、この戦略を自画自賛している。
シェインバウム大統領とカーニー首相は同時に世論の支持を得ている。トランプ氏はカナダを米国の51番目の州にすると脅している。これが米国北部国境住民の怒りを巻き起こした。カナダでは米国製品のボイコット運動が起きている。
目先の関税を回避できたものの、その影響は深刻であることには変わりはない。
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