英字紙ウォッチング

英語メディアの経済、政治記事を定点観測

ダウ反落

 晴れ。このところ天気は良い。

 米ダウ株価は反落。世界の経済成長への不安からだと解説されている。財務長官が声明でサウジの会議に欠席すると表明したことも材料視された。やはり長く続いたブル市場の持続性が何度も問われている。

 今回の売りは幅広い銘柄に広がった。ブルーチップのうち30銘柄近くが下落した。キャタピラーやアップル株などだ。

 ここ数か月動きが少なかった市場に、ボラティリティが復活している。経済指標や企業の業績が好調であることが、地政学的な関心を克服することができないでいる。貿易や金融政策、中間選挙について明確な見通しを得るまで、ボラティリティは続くとの見立てである。

 米国だけでなく、海外の株価指数も下落した。欧州議会で手詰まり状態になっているイタリア予算案を材料に、イタリア国債が売られている。これを様子見する投資家もいる。

 投資家の関心はサウジアラビアに対し、米国が経済制裁を科するのかどうかについても集まっている。制裁が科されれば、原油市場へ影響が及ぶことも想定される。

 原油価格が100ドルを超えれば、世界経済が減速し、原油需要を減らすことになる。

 https://www.wsj.com/articles/european-stocks-shrug-off-weakness-in-asia-1539848879?mod=hp_lead_pos1