世界的に豚肉の需要が増えているのだという。米国は豚肉確保に躍起になっているという報告である。
中国は世界最大の豚肉需要国である。米国の生産者は長年、中国向けビジネスに依存してきた。
しかし、その状況は変化した。トランプ政権による中国との貿易対決により、米国産豚肉に対し中国が関税をかけ、その水準は70%に及ぶ。中国にとって、米国産豚肉は高価なものになった。同時に、アフリカ熱の流行が輸入豚肉の需要を高めている。
空隙を埋めるため、中国の業者は欧州や南米の企業を探し求めている。
人民元安を突き動かすのは何か。人民元は2017年当初以来の安値に沈んでいる。投資家は1㌦7元に接近しつつある相場を神経質に注視している。この水準はグローバルな金融危機以来の水準である。
アナリストらは、これ以上人民元安が続くと、大きな転換点になるとみている。
今年において、人民元はアジア太平洋地域の通貨の中で、もっとも悪いパフォーマンスの通貨である。オンショア、オフショアともに6%下落した。インドのルピーは13・5%の下落である。
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