英字紙ウォッチング

英語メディアの経済、政治記事を定点観測

中央銀行家の罪

 晴れ。 
 ニューヨークで予備選挙が始まった。1980年代以来、初めて大統領候補を指名するために選挙となっている。世論調査によると、トランプ氏とヒラリー氏が勝利するものと見込まれている。問題は、勝利の幅である。
 http://www.wsj.com/articles/new-yorkers-head-to-the-polls-on-primary-day-1461060901
 中央銀行家の罪について。
 サイモン・レンルイス教授が論じている事に対して論評を加えている。教授は、大きく3つの罪を犯したと述べる。ひとつは、危機の到来を予見できなかったこと。さらに、ゼロ金利制約に達すると、中央銀行は何もできなくなるということについて、政府に対して警告を発しなかった。最後に、経済が正常化したとあまりに急いで宣言してしまったことだという。
 しかし、このブログでは、2番目について驚いたと述べている。
 https://fsaraceno.wordpress.com/2016/04/19/the-sin-of-central-bankers/
 これは米国と欧州の金融政策の違いを論じたものだ。米国と欧州とでは、2%のインフレ目標や金融政策を決める委員たちのローテーション、会議後の記者会見などについて、いくつかの違いが存在している。しかし、もっとも重要な違いは法的な設計にあるという。そして、米国の地区連銀と欧州の各国の中央銀行の役割が対照的であるとしている。
 米国の地区連銀のエリアは、州の境界と一緒ではない。
 http://www.moneyandbanking.com/commentary/2016/4/18/the-map-is-the-message-regional-feds-versus-euro-area-ncbs