英字紙ウォッチング

英語メディアの経済、政治記事を定点観測

悪徳資本家時代

 クルーグマン教授。悪徳資本家による景気後退がやってくると皮肉っている。
 冒頭のエピソードはベライゾンの労働者たちが先週行ったストライキについて。ベライゾンは儲かっていながら、設備投資をしようとしない。それはなぜかというと、おそらくブロードバンドビジネスは経営学の用語でいう「キャッシュカウ」(金のなるビジネス)であり、これ以上サービスを向上させるためにお金を使う必要がないからだ。
 ベライゾンだけに関わらず、最近多くのエコノミストたちが、企業の独占力が強まっていることが米国経済にとって大きな問題となっていると指摘している。サマーズ氏らがそうだ。そして、そのことで、賃金を犠牲にして利益をあげる構造を作り出している。ベライゾンのようなタイプのお話は、経済の弱さを作り出しているのだ。
 このパラドクスを抜け出すために何が必要か。
 http://www.nytimes.com/2016/04/18/opinion/robber-baron-recessions.html?partner=rss&emc=rss&_r=1