英字紙ウォッチング

英語メディアの経済、政治記事を定点観測

民主主義の年が教える教訓

 曇り。

 2024年は民主主義のあり方が問われた一年だった。6つの図表で示す民主主義の今後について。

 2024年に選挙で投票をした数十億人もの人々は、現職の政治家に対し怒りのメッセージを発した。そして、極右から極左まで、極端な主張をする政治家を支持した。

 2024年は民主主義の年だと位置づけられることになるだろう。少なくとも15億以上の人々が、73か国において選挙に行った。

 12か国ある西側の先進国において、現職の政治家は議席を失った。現代民主主義が120年前に始まり、初めての出来事である。アジア地域において、インドや日本において支配政党が逆風に打ち勝てなかった。

 とくに中道勢力が退潮したのが特徴である。とくに極右勢力が議席を伸ばし、若い世代において右派シフトが生じた。

 インフレや経済停滞、移民の増加や全体的なシステムへの幻想などが極端な主張を行う政治家に向かわせた。もはや民主主義が機能していないという叫びが民主主義の年を生じさせることになった。

 https://www.ft.com/content/350ba985-bb07-4aa3-aa5e-38eda7c525dd