欧州とトルコの関係が迷走している。トルコ政府は欧州連合に加盟するための資金を失うリスクをとりにいった。加盟国は取ることの関係に決着をつける準備に入った。
今週、欧州連合の首脳が集まった会議において、公式にはトルコの連合加盟の議論を凍結することは思いとどまる見通しだ。ただ、トルコに対し、どのような姿勢をとるかについては意見が分かれている。
欧州各国の間には、トルコ政府の政治的取締やEU市民の投獄について怒りの声が広がっている。いくつかの国は、移民や安全保障、シリア問題についての協力が徐々に弱まっていることに疲れ果てている。
ある欧州の外交官はこのように述べている。トルコは人権や法の支配といった価値を尊重することから遠ざかりつつある、と。
40億ユーロ以上のトルコ加盟資金が議論の主要な焦点になっている。2020年までに年間６から７億ユーロの資金が、４分の３に削られるシナリオも検討されている。
https://www.ft.com/content/796106ec-b034-11e7-aab9-abaa44b1e130
