英字紙ウォッチング

英語メディアの経済、政治記事を定点観測

デフレは望ましい

 晴れ。良い天気である。
 イランの核開発協議が合意に近づいている。スイスのローザンヌで交渉が続いている。
 http://www.ft.com/intl/cms/s/0/7f74525e-d47d-11e4-9bfe-00144feab7de.html#axzz3VjT3dFIC
 FTのジリアン・テットがデフレに関して分析している。
 2009年に日銀がデフレに関してサーベイしたところ、44パーセントの人がデフレを望ましいと答えた。中央銀行の世界ではデフレは回避すべきものだとされている。一方、BISは最近、デフレは必ずしも災厄ではない、との見解を示している。BISのペーパーは、物価の下落はそれほど珍しいことではない、と指摘している。
 問題は物価の下落は、財の価格下落と資産の価格下落とに分けて考えるべきことである。
 http://www.ft.com/intl/cms/s/0/472131fc-d32d-11e4-9b0a-00144feab7de.html?ftcamp=published_links%2Frss%2Fcomment%2Ffeed%2F%2Fproduct&siteedition=intl#axzz3Vbx0kOEA
 テット氏が言及しているBISのレポートはこれかな。
 http://www.bis.org/publ/qtrpdf/r_qt1503e.htm
 参照論文に挙げられている2014年の白川・前日銀総裁の論文。「インフレ、あるいはデフレは常にどこでもマネタリーな現象なのか」。
 http://www.bis.org/publ/bppdf/bispap77e.pdf