英字紙ウォッチング

英語メディアの経済、政治記事を定点観測

2015-03-01から1ヶ月間の記事一覧

Fedのジレンマ

晴れ。少しずつ春めいてきた。 米国の4大大手銀行がFedによるストレステストに苦しめられている。ゴールドマン、JPモルガン、モルガンスタンレーにはテスト後、十分な資本バッファーがあるとして青信号がともったが、バンクオブアメリカは条件付合格だった…

英国53年債

久しぶりに朝から晴れ間が広がる。 ユーロ安が加速している。ECBによるQEがスタートしたせいだ。 http://www.wsj.com/articles/europe-stocks-sink-to-11-year-low-against-dollar-1425977896?mod=WSJ_hp_LEFTWhatsNewsCollection 歴史的な低金利によって、…

ストレステストの射程

晴れ。 Fedはストレステストの射程を広げようとしている。その結果、テストを受ける金融機関にとって、経営トップから現場職員まで多大の準備と労力を要するイベントになりつつある。年中行事というより、1年をかけたテスト。 いわゆる金融検査、監督が従来…

1ユーロ1ドル

薄曇。 ECBによる資産買取政策が今日からスタートする。ECBの新時代だ。これは、通貨ユーロにとって、対米ドルとの関係が変わることを意味する。つまり、1ユーロ1ドルの時代がやってこようとしている。 ECBがデフレと沈み込んだ欧州経済を立て直すために、…

原油価格と為替相場

原油価格の下落と、最近グローバルな規模で起きている為替レート調整との関係について考察している。 原油価格が動くことによって為替相場には、理論的には2つのチャネルで波及していく。一つは交易条件。もう一つは資産効果である。原油価格の下落によって…

自然失業率

雨。このところの週末はすっきりしない天候が多い気がする。 債務問題に苦しむギリシャ。ニュースフローはずいぶん減少した印象があるが、こんなニュースもある。付加価値税の課税逃れ対策として、旅行者や家事代行者、学生などに秘密の徴税官役を負ってもら…

ネムツォフ事件の容疑者

時折雨。 ロシアのネムツォフ氏の殺害事件。2人の容疑者が拘束されたという。コーカサス地方で拘束された。 http://www.wsj.com/articles/russia-detains-two-suspects-in-nemtsov-killing-1425723382?mod=WSJ_hp_LEFTTopStories 米国の雇用統計。2月の新…

RBS売却?

英国の大手銀行RBSは5月の総選挙後、売りに出される公算が高まっている。英国のオズボーン財務大臣が明らかにした。FTの報道だ。 RBSは金融危機後の2010年に国有化された。 http://www.ft.com/intl/cms/s/0/c1277d7e-c326-11e4-ac3d-00144feab7de.html?…

ECBの上方修正

曇り。週末は雨の予報だ。残念。昨日は早朝からばたばたしていて、気づいたら夜ベッドの中だった。 Fedのストレステストの結果がまとまった。すべての銀行は十分な資本を保有しているとの結果となった。深刻なリセッションが仮に到来しても、米国の大手銀行…

投資銀行業務からの撤退

曇り。雨模様。 米国では「マタニティ・ツーリズム」が問題になっている。中国人女性が南カリフォルニアにきて出産し、赤ちゃんとともに米国市民として帰国するビジネスに捜査のメスが入った。こうしたビジネスは「アンカーベビー」産業と呼ばれるようだ。 …

英国の賃金格差

曇り。今日後半は雨なのか。 外国銀行に対するストレステストについて。 http://www.wsj.com/articles/foreign-banks-brace-for-fed-stress-tests-1425324580?mod=WSJ_hp_LEFTWhatsNewsCollection 英国ロンドンとそれ以外の地域との賃金格差が縮小していると…

シティグループとストレステスト

シティグループは、今月予想されているストレステストの結果が出た後の準備を進めている。というのも、1年前、配当や自社株買いの計画について、連邦準備委員会からつき返されたわずかな銀行のうちの一つだったからだ。もし、もう一度計画が認められなけれ…

ネムツォフ後

今日は晴れ間が広がる。少しずつ暖かくなってきた。 モスクワではネムツォフ氏追悼のデモ行進が行われた。 野党議員の一人は、これまでいくつもの脅迫を受け取ってきたが、これまで真剣に受け止めてこなかった。しかし、ネムツォフ後は真剣に受け止めるべき…

ボスニア、20年後の追跡

この記事も良い。 1995年に、旧ユーゴスラビアのスレブニツィアで8000人ものムスリムの少年、男たちが大量虐殺された。 ニューヨークタイムスは、1990年代のユーゴスラビア戦争で「民族浄化」が行われた際、実行犯の戦争犯罪者が米国に入国して…

プーチンのロシア

曇り。今日は雨模様。 ロシア暗殺事件の続報。この記事は長いが、ネムツォフ氏の来歴を語ることによって、ロシアの暗部をよく描いていて読ませる。 ネムツォフ氏の30年にわたるリベラル活動家としての軌跡は、民主主義から遠いロシア政治の現状を象徴して…