雨模様。
イエレン議長がFOMC後の記者会見を行った。今年後半以降の利上げの準備はできているが、成長について注意深い姿勢は変えなかった。利上げの時期については、経済統計次第との姿勢も従前と変わらなかった。
来月4月の利上げの可能性は低くなったが、6月以降の利上げの可能性は残っている。
焦点だった「patient」の文言は落としたが、それが利上げのタイミングを早めることを意味しないと釘を刺した。
注目の一つは、FOMCメンバーが成長率やインフレ率について見通しを引き下げたこと。
声明文が公表されたニューヨーク時間の午後2時以降、株式や債券は上昇し、ドルは下落した。
http://www.wsj.com/articles/fed-cuts-patient-but-still-wary-on-rates-1426701929?mod=WSJ_hp_LEFTTopStories
記事の改訂版。6月利上げの可能性が高まったと指摘している。ただ、市場は株価と債券価格は上昇したものの、米ドルは売られた。その理由として、金利の長期見通しに警戒している、と解説されている。
記者会見では、インフレが目標に近づくと確信させるのは何だろうか、という質問が出たが、イエレン議長は「その質問に対する機械的な答えは持ち合わせていない」と答えた。
ドル高は米国の輸出に下方圧力を加えている。ドル高は物価に下方圧力もかけている。
FOMC後、スウェーデン中央銀行は利下げに踏み切り、政策金利はマイナス0・25パーセントとなった。
http://www.wsj.com/articles/fed-cuts-patient-but-still-wary-on-rates-1426701929?mod=WSJ_hp_LEFTTopStories
FTの記事。「patient」の文言が落ちたことに注目している。
http://www.ft.com/intl/cms/s/0/ae8ddc82-cd92-11e4-8760-00144feab7de.html?siteedition=intl#axzz3Ugsl6X8r
TimDuy教授。イエレン議長のハト派的トーンを指摘している。予想通りであったという。
http://economistsview.typepad.com/economistsview/2015/03/fed-watch-yellen-strikes-a-dovish-tone.html?utm_source=feedburner&utm_medium=feed&utm_campaign=Feed%3A+EconomistsView+%28Economist%27s+View%29