晴れ。
コロナウイルスは世界のお金持ちを一層金持ちにしている。
世界は依然としてコロナショックに経済的に苦しめられているが、スイスの銀行家は世界の超お金持ちの資産運用を案内している。いわばブーム状態になっている。
スイスにある数十ものプライベートバンク、たとえばナポレオンにお金を貸したというロンバー・オディエのような銀行は、顧客の資産が増えるのを目撃しているのだ。
大規模なスイスの銀行も恩恵に浴している。たとえば、チューリッヒに拠点を置く世界最大のプライベートバンクを運営するUBS。この四半期の収益は過去10年間で最良のものだった。クレディスイスは来週、決算を公表する予定だが、好決算が予想されている。
UBSのトップはFTの取材に対し、われわれの顧客はコロナ後の売りにあわてなかった、と述べている。むしろ彼らは代わりに、資産を積み上げた。
今年の世界経済の成長率は4.4%のマイナス成長が見込まれている。その結果、数百万人もの人々を貧困に追い込むことがIMFによると予想されている。しかし、世界の大金持ちはコロナでますますリッチになっている。この傾向は地域に関わりなく観察され、ブラジルや中国といった国から米国、ドイツまで当てはまる。
コロナのパンデミックは格差を拡大する結果になったのだ。
銀行家によると、こうしたスーパー富裕層にとって良い時代は2009年にも到来した。その時と同様、危機は脅威であるというより、彼らのような大金持ちにとっては投資のチャンスであるのだ。
今回は特に政府や中央銀行が衝撃を和らげようと素早く動いた。その結果、すでに大量の流動性が供給された。その結果、金融市場において資産価格は上向いたままであった。
アマゾンのCEO、ジェフ・ベゾス氏の資産は3月と9月を比較すると、730億ドルも増えた。同様に、フェイスブックのザッカーバーグ氏やテスラのイーロン・マスク氏の資産もそれぞれ450億ドル増えた。
https://www.ft.com/content/ab30d301-351b-4387-b212-12fed904324b