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ベゾス退任

 快晴。

 アマゾンのベゾスCEOが退任することになった。後任はAWS担当のアンディ・ジャシー氏が就く。

 退任するのは今年の後半になる。クラウド・コンピューティング部門とAWSが後を引き継ぐ。

 アマゾン創業者であるベゾス氏は57歳。今動くのが最適のタイミングである、と述べた。

 従業員宛ての書簡において、ベゾス氏はアマゾンのビジネスよりも、個人的に関心を持っている気候変動問題へのかかわりや宇宙探検企業のブルー・オリジン、ワシントンポストに関心を集中していくと述べた。

 ベゾス氏は1994年にアマゾンを創業して以来、アマゾンのCEOであり続けている。この間、彼は世界で最も裕福な人々の仲間入りをした。現時点の資産総額はフォーブスによると、2000億ドルに及ぶとされる。

 アマゾンは後任のジャシー氏以外の人事を明らかにしていない。ジャシー氏は53歳。1997年にアマゾンに入社した人物だ。AWSはアマゾンにおいて最も利益を上げている部門である。

 https://www.ft.com/content/b100100e-48d9-4b06-86e0-ed81dd9eee92

 中央銀行が珍しいことに、前もって通貨の売りの旗を振っている。今年初め、いくつかの国の中央銀行が前例のない領域に突入した。米国債の発行と下落するドルの間の微妙なバランスをとるためだ。

 1月以来、チリとイスラエルスウェーデン中央銀行が通貨売りの計画を公表した。ポーランドの政策担当者も通貨ズロチへの介入を宣言している。

 こうした動きは、ドル安によって小規模国の通貨に対する通貨高の圧力を際立たせることになった。インフレ圧力は弱まるが、輸出にとっては脅威となっている。しかし、こうした国々が回避しなければいけないのが、「為替操作国である」というレッテル張りだ。昨年米国はスイスとベトナム為替操作国であると指摘した。

 つまり、為替操作と為替介入の微妙な差が問われているというわけだ。

 FRB金利を低位で安定させると説明している。ドルは過去1年間で7%減価した。その結果、新興国通貨や貿易に敏感な経済の通貨が上昇した。

 https://www.ft.com/content/0383f3a4-41a0-464a-b831-fd1a09a6b1b0