バイデン氏がトランプ氏との討論会で発したコメントが、石油業界に波紋を投げかけている。NYTより。
バイデン氏は討論会で、石油やガスからの「移行」を説いたが、石油業界の幹部らは今後数十年間、アメリカは化石燃料を必要とし続けるだろう、と述べた。
もちろん、業界は世界が化石燃料から再生可能エネルギーに転換しつつあることを認識している。しかし、今後数十年間は、安価で大量にある化石燃料が存在し続けるとも信じている。
業界にとって究極的に重要な問題は、エネルギー界が転換するかどうかでなく、どのくらいのスピードで転換するかと、石油やガスの掘削をどの程度認められるかどうかだ。
欧州の石油会社はバイデン氏が述べたような変化を受け入れている。しかし、バイデン氏よりトランプ氏に多額の献金をしているアメリカの石油業界は、こうしたビジネスモデルの変化を受け入れることに躊躇している。
https://www.nytimes.com/2020/10/23/business/energy-environment/joe-biden-oil-debate-reaction.html
https://www.nytimes.com/2020/10/23/climate/biden-debate-oil.html