英字紙ウォッチング

英語メディアの経済、政治記事を定点観測

米国人の死亡率

 晴れ。文化の日の休日である。
 米国では中年白人の死亡率が上昇しているという。何らかの中毒やメンタルヘルスが影響していると分析されている。これまで何十年も寿命は延び続けてきたが、転換点を迎えている。
 中毒とは、自殺やアルコール中毒、ドラッグ中毒、慢性肝炎などを指す。肺がんなどは減っているが、前述の中毒関連の病気で死亡に至るケースが増えている。公衆衛生上の研究対象も、大きく考え方を変える必要があると説いている。
 こうした死因の変化は、他の先進諸国ではみられない。米国は底辺の部分で病んでいるのだろうか。
 死亡率が上昇しているのは、45歳から54歳までの白人。男性と女性で違いはないが、高卒以下の学歴の人々だ。だが、同じ年代で、高卒以上の学歴を持つ白人でも上昇している。
 http://www.wsj.com/articles/the-death-rate-is-rising-for-middle-aged-whites-1446499495
 同じテーマについて、別の記事。
 http://prospect.org/article/shocking-rise-white-death-rates-midlife-and-what-it-says-about-american-society
 米国で社債ブームが起きている。米国経済が好調である一つのサインになっている。夏場に一時停滞したが、その後持ち直している。
 高格付け企業が発行した10月の社債は1030億ドルを記録した。このハイペースは年末まで続くと、多くのアナリストは予想している。背景には、堅調な経済成長や夏場に停滞していた投資家の需要がその分旺盛であることだ。12月にFedの利上げが見込まれ、その前に低金利の恩恵を享受しておこうという発行体側の事情もある。
 社債を発行しているのは、マイクロソフトやナイキ、ハリバートンなどだ。
 http://www.wsj.com/articles/u-s-bond-market-takes-flight-an-upbeat-sign-for-economy-1446402762