曇。
英国の総選挙の投票が始まった。出口調査では勝者なき結果となりそうだ。国民投票という道を選んだ保守党は、過半数を得ることに失敗した。新たな政治的混乱の種をまいたことになる。
予想外の結果にEUからの離脱の道筋が不透明となった。
テリーザ・メイ首相にとっては壊滅的な打撃である。英国議会の議席数は650で、過半数は326議席を獲得する必要がある。出口調査の結果が示すのは、保守党は314議席の見通しで、労働党は266議席を獲得しそうだ。
もう一つの驚きは、スコットランド独立党は20議席を減らし、34議席となりそうだ。
この調査結果が伝わると、英国通貨ポンドはドルに対して1・6%下落した。
英国は6月19日に離脱協議を始める予定であるが、そのゆくえは政治的に不確実となった。複雑な問題に関して、かなりきついスケジュールが組まれている。
保守党は連立政権を組む可能性があるが、自由民主党やスコットランド独立党は連立を排除している。
英国が再びハングパーラメント状態に陥ったことを受けつつ、政府は内閣改造に着手する。
一方、労働党のコービン党首は良いスタートを切った。もし保守党が過半数の内閣を形成できない場合、コービン党首にはチャンスの芽が出てくる。しかし、どちらにしても、ブレグジットの道筋は不透明となった。
https://www.wsj.com/articles/u-k-exit-polls-show-no-party-with-majority-1496956761?tesla=y
コミー前長官はトランプ氏のことを、嘘つきだと証言した。上院の委員会による証人喚問が開かれた。コミー氏はトランプ氏のことを、信頼できない人間だとし、大統領との会話についてテープが存在すると証言した。トランプ氏のインナーサークルがロシアと不適切な連絡をとっていたのかどうか、コミー氏の証言は重要な証言となった。
大統領はすでに捜査対象となっているフリン氏について、個人的にFBIの捜査から外すよう求めたと証言した。
https://www.ft.com/content/f368bbac-4bd9-11e7-919a-1e14ce4af89b