空席となっていたFRBの理事候補として、トランプ政権はマービン・グッドフレンド教授らを検討している。グッドフレンド教授は、イエレン議長の公認となる可能性もあるという。
グッドフレンド教授はカーネギーメロン大学の経済学教授で、金融の歴史やメインストリームのマクロ経済学者である。イエレン現議長も、グッドフレンド教授もインフレ目標について強い信念を持っているが、異なるのは、金融政策のそれ以外の面である。とくに、イエレン議長は労働市場の不完全性により強く強調点をおいている。
イエレン議長よりもグッドフレンド教授のほうがよりタカ派色が強いだろう。彼と同世代が共感するように、インフレ色の強い金融政策を明らかに嫌っている。
2点目として、彼は低いインフレ目標はゼロ金利制約の問題を引き起こすと考えている。
3つめは量的緩和よりも金利政策のほうが効果があると考えている。
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