曇。
米国の南部福音派のリーダーとトランプ政権が決裂した。伝統的に共和党大統領を支持してきた宗教保守派の悩みがうかがえる。
トランプ氏が先月、宗教の自由に関する大統領令にサインをしたとき、ホワイトハウスでトランプ氏を囲んだ宗教指導者の中に、有名な福音派の幹部がいなかった。ラッセル・ムーア氏で、45歳。南部バプティスト会議の指導者である。
ムーア氏の不在は、トランプ政権と彼との決裂を象徴している。南部バプティストは、堕胎やゲイの権利をめぐる文化的な論争において、保守的な声を上げ続けていくのか、悩んでいる。ムーア氏はこうした保守層を新たな方向に導こうとしている。
彼は、ゲイの権利を主張するリーダーたちとバプティストの会合を開いたのだ。ムーア氏はより人種的な不公正と戦っていくべきだと述べた。さらに注目すべきは、福音派は一つの政党の支持にこだわるべきではないと述べた。
彼の主張はより若く、人種的に多様な福音派の世代の支持を受けた。
一方、反発もあった。南部バプティストは、彼の三回の結婚やカジノ産業との結びつきにも関わらず、トランプ氏を唯一の希望だと考えた。
https://www.wsj.com/articles/russell-moore-baptist-leader-who-shunned-trump-splits-his-church-1497022212
トランプ氏は自らホスト役を務めるテレビ番組の名前ではないが、徒弟制を復活させようとしている。労働政策の一環である。来週、徒弟制の拡大プログラムを公表する予定だ。
労働者の教育訓練制度としての徒弟制度は、欧州諸国と比べて米国での利用は少ない。徒弟制度を卒業した9割の米国人は職を得ることができ、平均的な初任給は6万ドルであるという。
トランプ氏は火曜日にウィスコンシンの技術学校を訪問する予定で、水曜日には政策演説を行う。
徒弟制度プログラムは典型的には学校と雇用者の強力による。
徒弟制プログラムが注目されるのは、技能労働者が不足しつつあるからだ。
https://www.wsj.com/articles/donald-trumps-plan-to-build-the-u-s-workforce-apprenticeship-1497117600?cx_campaign=poptart&mod=cx_poptart#cxrecs_s