英字紙ウォッチング

英語メディアの経済、政治記事を定点観測

米リセッションの可能性

 夏以降、ニュースのヘッドラインから消えたと思われていた欧州情勢に、まさにこの表題の通り、再びスポットライトが当たり始めている。欧州情勢に出口が見えないのも相変わらずだ。
 当面焦点となっているギリシャについては、救済ファンドの資金供与は11月終わりまで凍結されたまま。11月26日が凍結解除の目途である。
 http://economistsview.typepad.com/economistsview/2012/11/fed-watch-europe-back-in-the-spotlight.html
 米国はリセッション入りしたのではないか、という議論があるようだ。
 リセッション入りの可能性を推し量るセントルイス連銀作成のチャートもある。それによると、このところ、リセッションの可能性が高まっていることは事実だ。非農業部門の雇用者数、生産指数、実質個人所得、製造業と貿易の実質的な伸びの4指標を使って作成している。
 しかし、Calculated Risk氏はリセッションではなく、2013年も成長が続くと解釈している。リスクは欧州情勢と財政の崖。Tim Duy氏は依然としてユーロ懐疑論者であり続けている。
 http://www.calculatedriskblog.com/2012/11/the-recession-probability-chart.html