英字紙ウォッチング

英語メディアの経済、政治記事を定点観測

大停滞時代

 くもり空。乾燥した、寒い日々が続く。
 相変わらず欧州危機をめぐって、ギリギリの調整が続いている。ギリシャの債権者が独仏首脳に対し、暗礁に乗り上げている債務の損失負担交渉を打開するよう求めている。いわゆるprivate sector involvement(PSI)についてだ。月曜日に予定されていた会議は中止になり、水曜日に開催される予定。もし3月20日に償還期限が到来する144億ユーロのギリシャ債務に間に合わせるなら、今週末までにおおまかな合意に達する必要があるという。
 大半の交渉テーマは合意に至りつつあるが、新規に発行される30年債の利払いをめぐり、交渉が行き詰まっている。
 http://www.ft.com/intl/cms/s/0/cde38142-3fa4-11e1-ad6a-00144feab49a.html#axzz1jU4kUG95
 英国の2012年の成長率は1%を下回ることが予想されている。連立政権は7年計画で財政支出カットと増税を計画している。長い長い経済停滞の時代がやってきた。
 オズボーン財務相は「英国経済は非常にバランスが悪い」と指摘している。輸出が十分大きくなく、金融サービス業界の成功に依存しすぎていること、官と民部門のバランス、国民所得の半分を公的支出が占めていることなど、だ。
 http://www.ft.com/intl/cms/s/0/5cc73ea0-3e04-11e1-91ba-00144feabdc0.html#axzz1jU4kUG95