英字紙ウォッチング

英語メディアの経済、政治記事を定点観測

米国成長率

 米国の2011年第4四半期の成長率(年率換算、速報値)は2.8%となった。中身は、在庫の積み増しが主因で、公的支出の削減が重くのしかかっている。特に防衛分野の歳出減が響いている。
 http://www.ft.com/intl/cms/s/0/04a9ce80-48e6-11e1-954a-00144feabdc0.html#axzz1kiknBApZ
 原データはこちら。
 http://www.bea.gov/newsreleases/national/gdp/gdpnewsrelease.htm
 NYタイムズは、この成長率が続くかどうかが、何百万人もの雇用を左右し、ひいてはオバマ大統領の再選の行方を占うとしている。リセッションの懸念は遠のいた。  
 日本と異なり、リセッション懸念があったというのに、財政出動に頼った形跡はない。むしろ、政府支出は急速に縮小している。第四四半期の政府支出は、年率換算で4.6%減少した。州レベルでは職員のカット、政府レベルでは防衛費の削減が大きい。http://www.nytimes.com/2012/01/28/business/economy/us-economy-grows-at-modest-2-8-percent-rate.html?_r=1&hp