売られるハイイールド債 - 英字紙ウォッチング

　雨。

　オークツリーのハワード・マークス氏が民間融資の目詰まりに警告を発している。

　金利が上昇し、成長も鈍化するにつれ、1.5兆ドルの信用市場は試練を迎えることになると述べている。

　オークツリーキャピタルの共同創業者であるマークス氏。同グループは1720億ドルの資金を運用している。プライベートクレジットの熱狂は高金利と低成長の試練を受けようとしていると警告している。

　マークス氏は77歳。2020年と2021年には大手資産運用会社がPEに対し、積極的に貸し出しを進めていた。しかし、その際のデューデリジェンスが十分なものであったのか、疑問なしとしないという。

　バフェット氏いわく、潮が引いて初めて、誰が裸で泳いでいたのかがわかる。しかし、プライベート貸し出しの分野ではまだ潮は引いていない。

　投資家は米国のハイイールド債の「売り」を予想している。